こんにちは。
1児の母のえり(@mamanurseeri)です。
看護師として働いていると、育休明けの異動の話はよく耳にします。
万年人手不足の看護師業界。
育休で1年~3年仕事を休むと、職場の状況もがらりと変わるため、元々働いていた部署にそのまま戻れるということは稀ですよね。
実際、わたしも育児休暇を2年取得しましたが、育休明けは違う部署への異動を命じられました。
新卒からずっと働いてきた病棟だったので、育休明けも継続して働きたかったのですが、希望は受け入れてもらえませんでした。
そこで、これから育休明けの復帰を控えている人や、今まさに新しい病棟で働いている方に向けて、育休明けに異動先の病棟で1年間働いてきた私の経験をもとに、どのように乗り切ってきたのか詳しくお伝えしていきたいと思います。
- 育休明け後、異動になった方
- 育児と仕事の両立ができるか不安な方
- 看護師の仕事が辛い方
この記事を読めば、何かヒントが見つかるかもしれません。
ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
育休明けの部署異動 復帰したけど辞めたい
私は元々障がい者病棟に勤務していました。
『重症心身障がい者』の方が入院している病棟で、長期療養型なので、みんな家族のように接していました。
医療技術は少なく、どちらかというと患者さんの身の回りのお世話が中心でした。
馴染みのスタッフや患者さんたちのいる病棟に戻ることを希望していましたが、私の希望は通りませんでした。
育休復帰後、『退院支援看護師』として新しい病棟に配属になりました。
と聞きなれない言葉に一気に不安になりました。
部署異動になって変化したこと
慣れないながらも毎日必死で、時間があっという間に過ぎていきました。
一からの人間関係づくり
新しく異動になれば、人間関係も一からスタートです。
私はあまり社交的ではないので、不安もありましたが、最初はオリエンテーションという形でついて教えてくれる先輩がいたので、相談しやすくありがたかったです。
最初は顔と名前を覚えるのも大変ですよね。
- 挨拶
- 話しかけるときは相手の名前を呼ぶ
- 分からないことはすぐに聞く
基本中の基本ですが、やっぱり挨拶は大切です。
それから、名前を覚えるためにも、話しかけるときは相手の名前を呼ぶ用に意識していました。
最初は誰だって緊張するものですが、少しづつ相談できる相手が見つかってくると思います。
気の合う人を見つけると仕事もぐんとやりやすくなるので、焦らず築いていきましょう。
覚えることがたくさん!新しい知識の習得
全く新しい部署で、覚えることがたくさん。
これまで働いていたときは、『介護保険』や『社会福祉』などなんとなくでしか理解していなかったので、勉強が必要でした。
オリエンテーション期間は1週間しかなかったため、その後は実践をしながら、分からないところは聞いて覚えていくという形でした。
ここで大切なのが、復習でした。
その日勉強したこと、メモにとったことなどを復習することで次に生かすことができます。
日々忙しい看護業務の中では振り返る時間もないと思います。
業務が終わったあと、通勤中や夜のちょっとした隙間時間に振り返るだけでも違います。
新しい職場 育児との両立
初めての子育てで、仕事と育児の両立も大変でした。
私は仕事と育児の両立がうまくできる自信がなかったので、最初から時短勤務で復帰をしました。
フルタイムが良い、時短勤務が良い、など人それぞれの考え方があると思いますが、勤務形態はいつでも変更が可能です。
慣れないうちは時短勤務でやってみて、少し仕事にも慣れてきたら勤務時間を延ばしたり、フルタイムで働いたりと変更してみても良いのではないかと思います。
本当に辛かったら辞めるという選択もあり
育休明け後は最低でも1年は働いた方が良い、というのは暗黙のルールのようになっています。
ですが、優先されるのは仕事よりも自分の家庭です。
『今辞めたら職場に迷惑がかかるから・・・』
と辞めたくても辞められない同僚を山ほどみてきました。
でも、そうやって家庭にしわ寄せがいって苦しむのは自分自身や家族です。
職場は誰も守ってはくれません。
私は、1年で退職という形をとりましたが辞めたことは全く後悔していません。
家族のために辞めるという選択肢もすごく立派な決断です。
また、もう少し条件の良い職場へ転職するという方法もあるので、『今の職場が合わない』『育休明けに対する風あたりがきつい』という方は次の職場を考えても良いかもしれませんね。
育休明けに異動になった 看護師辞めたい まとめ
育休明けに復帰後1年働いて退職しましたが、1年間で得た経験はとても大きなものだったと思っています。
辞めたことに後悔はしていませんが、毎日必死で働いている看護師のみなさんには頭があがりません。
でも、『看護師辞めたい』という気持ちが強くあるなら、次の道を考えてみても良いのかなと思います。
条件の良い職場はもっともっとありますし、どこに行っても働けるところが看護職の強みでもあると思います。
この記事が、今悩んでいる方の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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