週刊少年サンデーで連載中の『葬送のフリーレン』。
第3話のネタバレ感想と考察をしていきます!
葬送のフリーレンが気になっている方は参考にしてください。
葬送のフリーレン第3話のネタバレ感想
場面は勇者ヒンメルの死から26年後の、中央諸国ターク地方である。
フリーレンはフェルンを伴い、地味な仕事をこなしながら冒険を続けている。
今回報酬として受け取ったのは、温かいお茶を出す民間魔法である。
その前は銅像の錆を綺麗に取る魔法で、さらにその前は甘いブドウを酸っぱいブドウに変える魔法だった。
「変な魔法ばかり集めていますね」とフェルンに言われ、「趣味だからね」とフリーレンは応える。
次に二人が訪れたのは薬草家の老女である。
老女は教えられる魔法はなかったが、フリーレンはその地方の植生を教えてくれれば良いと言う。
老女がフリーレンらを案内したのは、勇者ヒンメルの像がある場所だった。
その像は汚れて酷い有り様になっており、老女の手には負えなくなっていた。
ヒンメルは村が魔物に襲われた際、必死に戦ってくれたと言う。
但し、今となっては村の人の記憶から消えていた。
老女が「こんな仕打ちは余りにも可哀想だわ」と嘆く。
それに対してフリーレンは、目立ちたがり屋のヒンメルの自業自得だと応えた。
村人が像を建てると言った時に、断れば良かったと続ける。
ヒンメルはポーズを決めるのに18時間もかけており、職人を相当怒らせたと言う。
「じゃあ、片付けようか」フリーレンはあっという間にヒンメルの像をピカピカにする。
銅像には錆一つ残っておらず、老女は満足した。
フリーレンは花畑を出す魔法で、蒼月草の花を出すことにした。
それは、ヒンメルの故郷の花だったからである。
但し、フリーレンは蒼月草を見たことがないので、森の奥にあった群生地を訪ねることにした。
実物を見つけて分析すれば、蒼月草の花を咲かせる魔法が手に入ると言う。
「ヒンメル様のためですか?」とフェルンに訊かれ、「いや、きっと自分のためだ」とフリーレンは答える。
二人が蒼月草を探し始めてから、もう半年になろうとしていた。
フェルンは独り老女を訪ね、フリーレンの魔法に対する執着ぶりを愚痴る。
「このままでは何年でも何十年でも探し続けてしまう」と危惧した。
フリーレンは多くの人々を救える力を持っており、ありもしないもののために時間を無駄にするのは許されない。
フェルンは老女に、自分の考えが間違っているのか尋ねる。
老女は彼女に植物の種を渡しながら、フリーレンに正直な気持ちを伝えるようアドバイスした。
フェルンはフリーレンに、貰った種をヒンメルの像の周りに植える案を提示する。
「わかったよフェルン、心配させてしまったね」フリーレンも潮時だと思っている。
但し、切り上げるのはもう少し探した後だと言う。
「あなたは本当に諦めが…」とフェルンが言いかけた時、シードラットが種の袋を咥えて逃げていく。
シードラットの後を追った二人は、シードラットが根城にする巨大な塔に遭遇した。
何かを察知したフリーレンは、塔の屋上に舞い上がる。
そこでは、シードラットが置き忘れた蒼月草の種が、見事に花を咲かせているのであった。
葬送のフリーレン第3話の感想
フリーレンは魔法を集めるのが趣味だと言いますが、中には地味な魔法も少なくありません。
温かいお茶を出す民間魔法が何の役に立つのか分かりませんが、それなりの想いがあってのことでしょうね!
その前には、銅像を綺麗にする魔法を手に入れています。
そして、それが今回のヒンメルの像に役立てられます。
さすがにそれを予想したわけではないのでしょうが、フリーレンの所業は全て関連性が見られます。
彼女は何気なく生きているのですが、背後には大きな運命の歯車が回っているのでしょうね!
老女に貰った種をシードラットに取られても、決して怒るような素振りを見せていません。
却って何かの導きを感じ、結果的に蒼月草の発見に至っています。
運命に逆らわないことが、楽しく人生を送る秘訣なのでしょうね!
葬送のフリーレン第3話の考察
趣味で何かを集める人にとって、そのモノは掛替えの無い価値があるものです。
一方、周りの人にとっては単なるガラクタにしか見えないケースも少なくありません。
モノに限らず音楽や絵等であっても、その世界の意味が分からなければ何の興味も湧きません。
フェルンにとって、フリーレンが集める魔法もそんな類のものだったのでしょう。
彼女にとって魔法とは、魔物を倒したり、人の命を救ったりするようなものでした。
それ故、フェルンはフリーレンがもっぱら集める魔法を「変な魔法」と称したわけです。
そんな彼女は、老女の言葉を借りれば「若いわね」となるのでしょう。
葬送のフリーレンについて
葬送のフリーレンは週刊少年サンデーにて、2020年22・23合併号より連載中です。
ジャンル | 少年漫画・ファンタジー |
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原作 | 山田鐘人 |
作画 | アベツカサ |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | 週刊少年サンデー |
巻数 | 既刊3巻(2020年12月現在) |
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まとめ
葬送のフリーレン第3話のネタバレ感想、考察を紹介しました。
現在コミック3巻まで発売中の葬送のフリーレン。
気になった方はぜひ読んでみてくださいね。