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葬送のフリーレン第33話のネタバレ感想│フォル爺

週刊少年サンデーで連載中の『葬送のフリーレン』。

第33話のネタバレ感想と考察をしていきます!

葬送のフリーレンが気になっている方は参考にしてください。

葬送のフリーレン第33話のネタバレ感想

フリーレンの友人フォル爺に会うため北側諸国クラー地方に寄り道するフリーレン達。

シュタルクやフェルンがフォル爺はどんな人なのかと聞くと「ドワーフの寿命は300年くらいだけど、400年近く村を守ってきた私の長寿友達。死ぬ前にゆっくり話がしたい。」と答えるフリーレン。

確かにフリーレンと昔話ができるような人は少ないからと納得するフェルン達ですが、10年くらい滞在しちゃおうかしらと言うフリーレンに「一週間までですよ。」と釘をさすのでした。

そしていよいよフォル爺と対面。

「はて誰だったかな?」と言うフォル爺に「よぼよぼじゃねーか・・・」と言うシュタルク。

「まだボケた振り続けているの?」とフリーレンが言った瞬間、持っていた剣(鞘のまま)でシュタルクを足払いし倒れさせたフォル爺は「戦闘での死因の多くは油断だ。魔族にも人にもこれが一番効く。」と言い、呆然とするシュタルク。

そんなシュタルクに立てんだろう、上達した戦士でも防御を意識できなければ簡単に致命傷を負う、と言うフォル爺。

シュタルクは本当に歩けず、フリーレンは「ついでに稽古を付けてもらいな。」と言うのでした。

フォル爺とフリーレンが話している所を見る村人から「フォル爺さんに友人がいてあんなに楽しそうに話しているのは初めて見たよ。耄碌した爺さんで普段は会話すらままならないけど、昔から理由はわからないけど村を魔物や魔族から守ってくれる守り神みたいなもんさ。」と教えてもらうフェルン達。

シュタルクはフォル爺にみっちり稽古を付けてもらい、村人からの依頼もこなしたり、みんなで楽しく食事をしたりとあっという間に一週間がたち、フリーレンは「とても楽しい時間だったよ。私がヒンメル達を知る機会をくれて感謝している。」と言い昔のことを思い出す二人。

ヒンメル達と四人でこの村を訪れた時、ヒンメルからなぜ命をかけてこの村をも守っているのかと問われたフォル爺は「人間だった妻の愛した村を守っているだけだ。遠い昔の約束を果たしているに過ぎん。だが、あの人の顔も声も眼差しも伝わらんから儂だけの思い出。詳しく話すつもりはない。死者との約束をずっと守る儂は滑稽だろう。」と答えた。

「そうだね。でもその女性は貴方が約束を守ってくれていることを嬉しく思っていうはずだ。」言うヒンメルに「お前はいい勇者だ。きっと魔王を倒すだろう。それは儂の妻も望んでいた。ヒンメルという偉大な勇者の記憶も儂が未来に連れて行ってやろう。」と言うフォル爺。

そこでヒンメルは「ありがたいけどそこまでしてもらう必要はないかな。僕たちの記憶はフリーレンが未来に連れて行ってくれる。」と言い、「別にいいけど。」と答えたフリーレン。

あの時ヒンメルが僕のイケメンポーズ集も覚えてもわらなきゃと言っていたことを思い出し記憶の無駄遣いだったと言うフリーレンに、「勇者の顔は覚えているか?」と聞くフォル爺。

「当たり前でしょ。声も全部覚えている。ヒンメルは私が人間を知ろうとした切っ掛けで、フォル爺が村を守ろうと思った切っ掛けと同じで大切なことだ。」と言い切るフリーレンに「儂はもう思い出せない。顔も声も眼差しも。それでも儂は大切な何かのためにこの村を守っている。」というフォル爺。

「・・・フォル爺は冗談が上手いね。」言うフリーレン。

でもそのあと魔王城のある場所を目指していることを聞いたフォル爺が「ついに魔王を倒しに行くのか。平和な時代が訪れるといいな。」言うのを聞き魔王はもう・・・と言いかけたフリーレンは「フォル爺の記憶も私が未来に連れて行ってあげるからね。」と笑顔で言うのでした。

フリーレン達が旅立つ朝、フォル爺はじゃあね元気でねと言うフリーレンに「妻の夢を見た。お前と昔話をしかもしれんな。」と言い見送った。

 

 

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葬送のフリーレン第33話の感想

フリーレンとフォル爺の関係性がとても好きです。

2人が昔話をしている時、フォル爺の記憶も私が未来に連れて行ってあげると言ったフリーレンに、フォル爺が人生の最後にお前に会えてよかった、と言うのですが、フリーレンが「それ80年前も同じこと言っていたよ。」と突っ込むのです。

人より何倍も長生きな二人だからこそのやり取りで、人より何倍も長生きな二人だからこその寂寥感もあって、好きな場面でした。フォル爺はまだまだ村を守ってくれるんだろうなとも思いました。

今回はそんなフォル爺の稽古でさらに成長したであろうシュタルクにはもっと強くなって欲しいけど、フリーレンの記憶は誰が未来まで連れて行ってくれるのかな?とも思ったお話でした。

 

 

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葬送のフリーレン第33話の考察

フリーレンにとってフォル爺は、ヒンメル達を知る機会をくれた大切な友人でもあり、その大切な記憶を共有できる数少ない、もしかしたら唯一の友人でもあるからこそ、魔王を倒したことを忘れていたフォル爺への同情だけではなく、「フォル爺の記憶も私が未来に連れて行ってあげるからね。」

と、とてもいい顔で言えたんだろうなと思いました。

 

エルフという人間よりも長生き故のお話をとても丁寧に描写された33話は好きな「話」の一つです。

 

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葬送のフリーレンについての概要

葬送のフリーレンは週刊少年サンデーにて、2020年22・23合併号より連載中です。

ジャンル 少年漫画・ファンタジー
原作 山田鐘人
作画 アベツカサ
出版社 小学館
掲載誌 週刊少年サンデー
巻数 既刊3巻(2020年12月現在)

 

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葬送のフリーレンネタバレ感想 まとめ

葬送のフリーレン第33話のネタバレ感想、考察を紹介しました。

現在コミック3巻まで発売中の葬送のフリーレン。

気になった方はぜひ読んでみてくださいね。

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えり
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