週刊少年サンデーで連載中の『葬送のフリーレン』。
第29話のネタバレ感想と考察をしていきます!
葬送のフリーレンが気になっている方は参考にしてください。
葬送のフリーレン第29話のネタバレ感想
北側諸国ラート地方にて、「いつもきつく当たりやがって!!そんなに俺の事が嫌いかよ!!もういい!!師匠の所に帰る!!」と半泣きで怒り部屋から出ていくシュタルク。
何があったかとザイン。
実は今日はフェルンの誕生日。
でもシュタルクがプレゼントを用意していなくて、そんなシュタルクにフェルンがキレちゃった、でも今日は言い過ぎだよ、シュタルクの話を全然聞かないしとフリーレン。
ザインも俺だって用意してないし、そもそも男は誕生日とか記念日とか細かいことは気にしない生き物なのと言い、フェルンに蹴られる。
「わかった!買ってくるからローキックはやめて!まったくシュタルクが可哀想だぜ。あの年の男子は女の子の言動に一喜一憂するからな。追いかけた方がいいぜ。」と言うザインに無言のフェルン。
広場で落ち込む様子のシュタルクを見つめるフェルンは声がかけられず、市場で小物を物色中のザインの元に行き、こういうのは嫌いか?とか聞かれザインの持つポーチを見て「女慣れしていそうで不快です。」と言う。
フェルンがシュタルクに声をかけれなかったこと知り、「嫌いなわけじゃなくて同年代の男子との接し方がわかないだけだ、青春だねぇ。好きなの選んでいいぞ。」と言うザインに悲しそうな顔で「いいえ結構です。」と言うフェルン。
じゃあ勝手に選ぶなと品物を選ぶザインが、あいつはマメなタイプじゃないから責めるのはかわいそうだとシュタルクをかばうので、フェルンはシュタルクの誕生日にプレゼントをあげたと言うとザインはその時一緒に選んだろと言う。
なぜわかったのかと驚くフェルンに、普通は好きに選んでいいって言われたら断らない、フェルンにとってシュタルクとシュタルクのプレゼントを選んだことは大切な思い出なんだ、だから断ったんだよ。
さっさと謝って一緒にプレゼントを選んでこい、仲直りしたいんだろ?想いは言葉にしないと伝わらないぜと背中を押してあげる。
一人広場にいるシュタルクに声をかけるフェルンにシュタルクがごめんと言う。
「本当は一緒に選びたかったんだ。フェルンの好きなものがわからないから。でもこんなこと言ったらまた嫌がられるかと思って言い出せなかった。」と言うシュタルクに「嫌がったりしませんよ。私の方こそすみませんでした。言い過ぎました。」と謝るフェルン。
無事に仲直りし買い物をする二人を屋根の上から盗み見するフリーレンとザイン。
「大人になると人との距離感がわかって衝突することもないから、ああいうのは若者の特権だな。今まで苦労しただろうフリーレン。」と言うザインに「他人との距離感って何?」と答えるフリーレン。
「ガキ3人だったかぁ・・・。」とあきれつつも「フェルンは俺に相談してきたぞ。一体誰と比べて誰と重ねているんだろうな。」と言うザインに「フェルンはハイターに育てられたから。」とフリーレン。
「そんな偉大な僧侶と比べられちゃたまったもんじゃないぜ。」と言うザインにフリーレンは、ハイターは全然偉大じゃない、酒飲みでよく二日酔いになってたし、好き嫌いも多いし、よく嘘もついた、ただの生臭坊主だったと説明する。
ザインはそれを上回る破戒僧だけどと付け加えて。「悪かったな。」というザインに自分の記憶にあるハイター様は優しくて頼りがいのある爺さんだった、俺とは違って理想的な大人だったから意外だと言われ、以前交わしたハイターとの会話を思い出すフリーレン。
ハイターは変わったね。
大人っぽくなったとフリーレンが言うと、年を取ると自然とこうですよ、と言いたいところですが、本当は子供のころから私の心は変わらず、理想の大人を目指して大人の振りをしてそれを積み重ねてきただけです、きっと私は死ぬまで大人の振りを続けるでしょう、子供には心の支えになる大人の存在が必要ですから、特にフェルンは努力家だからたくさん褒めて導いてあげないと、とハイター。
それを聞いたフリーレンが「それじゃあ死ぬまで大人の振りを続けたハイターは誰が褒めてくれるの?」聞く。「そのために女神様がいるんです。天国に行くまではお預けですが。」と答えるハイターに「じゃあこの世では私が褒めるよ。」とフリーレン。
「でもあなたは人間(わたし)の気持ちはわからないでしょう。どう褒めるつもりですか?」と言うハイターにフリーレンは頭をなでてあげる。
「思いのほいか悪くないですね。フリーレン、私が天国に言ったら女神様にあなたも褒めてもらうように話を通しておきます。」と言うハイターに「そう。楽しみにしておくよ。」
そしてザインの頭をなでてあげるフリーレン。
なんの真似だと言うザインに「ザインはちゃんと大人やれてると思うよ。」と言うフリーレン。
「これがお姉さんだったら最高だったんだけどな・・・」と言うザインの軽口に「ならよかった。私ほどのお姉さんはなかなかいないよ。」と言うフリーレンだった。
葬送のフリーレン第29話の感想
シュタルクとフェルンはだだの痴話げんかだったけど、無事に仲直りできてよかったよかっただけで終わらないのがこの29話のいい所だと思います。
年を重ねたハイターとの会話の中に「大人の振りをする大人」と言う人間ならではの苦労を「いいこいいこ」で解決しちゃうフェルンは、ちゃんと「人間を知った」んだなと思いました。
ザインの選んだポーチに「女慣れしてて嫌」っていうフェルンも大概ですよね、笑。
それはわかるけど、シュタルクには素直になれない年相応の拙さとか可愛いかったです。
ホント青春ですね。
そして「いいこいいこ」されるハイターとザインという大人男子二人もなんかかわいかったです。ホント大人は誰が褒めてくれるんでしょうね。
葬送のフリーレン第29話の考察
大人は大抵みんな、理想の大人を目指して大人の振りを死ぬまでしてると思います。
そんな大人を誰が褒めてくれるんだろう?とハッとしました。
結構、世の大人たちに向けたメッセージとしては大きなものなんじゃないかなと思ってしまいました。
大人同士褒めあうのかな?意外と子供が労ってくれたりするかな?とか。
今回は若人二人の青春中の痴話げんかという微笑ましいエピソードかと思いきや大人に向けたメッセージがあるお話だったと思います。
葬送のフリーレンについての概要
葬送のフリーレンは週刊少年サンデーにて、2020年22・23合併号より連載中です。
ジャンル | 少年漫画・ファンタジー |
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原作 | 山田鐘人 |
作画 | アベツカサ |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | 週刊少年サンデー |
巻数 | 既刊3巻(2020年12月現在) |
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葬送のフリーレンネタバレ感想 まとめ
葬送のフリーレン第29話のネタバレ感想、考察を紹介しました。
現在コミック4巻まで発売中の葬送のフリーレン。
気になった方はぜひ読んでみてくださいね。