こんにちは。
1児の母のえり(@mamanurseeri)です。
この記事では、このようなお悩みにお答えします。
看護師を退職後はややこしい手続きがたくさんあります。
私も、退職するまでは保険のこともさっぱり分からない状態でしたが、色々と相談しながらなんとか手続きを終えることができました。
- 国立病院に勤務年数10年
- 3月31日付けで退職
- 退職理由は旦那の転職(自己都合退職にはなりません)
- 家族構成は旦那と子供1人
- 退職後は旦那の扶養には入りません(後述します)
- 退職後はしばらく働きません(失業手当をもらう予定)
このような状況に近い方は本記事が参考になると思います。
退職後の手続きに迷われている方は、ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです。
病棟の看護師を退職後しばらく働かないときにする手続きについて
以下の4つの手続きについて、項目ごとに説明していきます。
・保険の手続き
・退職金の手続き
・看護協会の手続き
・失業手当の手続き
看護師を退職後の保険の手続き
国立病院機構で看護師として勤務していた頃は、共済組合の扱いになります。
退職が決まると、共済組合の組合員証(保険証)は病院に返納しなければなりません。
退職後、再就職をしない場合は下記の3つの方法があります。
- 任意継続組合員になる
- 国民健康保険に加入する
- 配偶者、子どもなどの被扶養者になる
【条件】
1年以上組合員であった方が、2年間加入できる
【メリット】
在職中と同様の医療費、給付(傷病手当金・出産手当金・休業手当金)が受けられる
【掛け金】
掛け金1か月分 20,618円
【申請方法】
「任意継続組合員となる申出書」を勤務していた病院に提出する
【申請方法】
最寄りの市町村役場にて加入の手続きを行う
【持参物】
・資格喪失証明書(退職時にもらえます)
・年金手帳
・印鑑
配偶者の勤務先に手続き、必要書類を確認し、退職後被扶養者の認定を受ける
【申請方法】
資格喪失証明書、住民票等必要な書類を配偶者の勤務先へ提出
今回私の場合は、退職後しばらく働かずに旦那の扶養に入って休職手当をもらおうと思っていました。
でも旦那の扶養に入ると失業手当でもらえる額が、扶養の範囲を超えてしまう可能性があるため、扶養にはいることができませんでした。
失業手当の給付額は、離職の日以前の6か月に毎月決まって支払われていた賃金をもとに計算されますので、この基本手当額が扶養の範囲を超えてしまう場合は扶養に入るという選択はできません。
そうすると、任意継続をするか、国民保険に入るかになりますが、任意継続の場合は得られる恩恵は多いですが、毎月2万程度保険料を支払わないといけません。
というわけで、私は国民保険に入ることにしました。
国民保険だと、毎月1万6000円程度の支払いです。
看護師を退職後の退職金の手続き
やっぱり気になるのは、退職金ですよね。
退職金は退職の日に辞令とともにいくらもらえるかというのが分かります。
退職金自体は後日指定の口座に振り込みになります。
特別な理由がない限りは、給料が振り込まれていた口座にそのまま振り込まれますので、手続きなどはいりません。
一般的に勤続年数×10万円といわれていますが、それは当たっていました。
退職金の振込は、退職翌月末に口座に振り込まれました。
看護師を退職後の看護協会の手続き
看護師として働いている方は大抵の場合看護協会にも入会していると思います。
看護協会に入会している場合は、退会の手続きも忘れずに行いましょう。
病院側で手続きの紙を用意してくれるので、記入し退職日までに提出しましょう。
また看護協会に問い合わせて自分で手続きを行うこともできます。
その場合は、各地の看護協会のホームページにアクセスして、退職の手続きを行いましょう。
看護師を退職後の失業手当の手続き
失業手当の手続きは病院から送られてくる『離職票』を持って、ハローワークへ行きましょう。
『離職票』がないと手続きができません。
必ず持って行くようにしましょう!
『離職票』は翌月末までには手元に郵送されると思いますが、あまりにも遅い場合は病院に問い合わせてみましょう。
・離職票
・身元が確認できるもの(免許証、マイナンバーカードなど)
・印鑑
・本人名義の預金通帳
・写真2枚
※事前にハローワークに問い合わせて持って行くものを確認しておくとスムーズです。
離職の日以前2年間に12か月以上被保険者期間がある
離職の日以前の6か月に毎月決まって支払われた賃金の合計を180で割って算出した金額のおよそ5~8割で、賃金の低い方ほど高い給付率となっています。
勤務期間によって異なります。以下の表を参考にしてください。
10年未満 | 10年以上20年未満 | 20年以上 | |
65歳未満 | 90日 | 120日 | 150日 |
【離職理由】 | 【支給の開始】 |
---|---|
解雇、定年、契約期間満了で離職した場合 | 求職申込をしてから7日間失業している日が経過した後 |
自己都合、懲戒解雇で離職した場合 | 求職申込をしてから7日間失業している日+3か月が経過した後 |
自己都合の場合は手当をもらえるまでに3か月もかかるので、できるだけ避けたいですよね。
わたしのような旦那の転職で辞めざるを得なかったという場合は自己都合退職にはならないみたいです。
ここは大事な部分なので、ハローワークで認定を受ける際はしっかりと説明しておきましょう!
給付の期間は、いずれの離職理由の場合も、離職の日の翌日から1年間です。
手当を受ける場合には、原則として4週間に1回の認定日に失業の認定を受ける必要があります。
失業手当の給付の流れについてはこちらをご覧ください。
病棟の看護師を退職後しばらく働かないときにする手続きについて まとめ
病棟の看護師を退職後、しばらく働かないときにする手続き方法について説明しました。
退職後は色々な手続きがありますが、勤めていた病院側が手続き方法の相談に乗ってくれると思います。
実際、私も退職すること自体が初めてで、何も分からない状態でしたが、病院の事務に相談に行き、ベストな方法を教えてもらいました。
特に保険や失業給付の手続きなどは、期限が設けられている場合があるので、退職後に必要な資料がそろったら、速やかに申請することをおすすめします。
みなさまの就職活動がうまくいきますように、応援しております。
この記事が少しでも参考になっていただけたら嬉しいです。